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JavardryはJava製のWizクローンです。大分以前に作ったJavaScript製WizのJsardryでやれなかったことをやってみました、とかそんな感じで。Javaなので、JavaVMさえ入っていれば動く……といいですね。主にWindows 7 + JDK 8 で動作の確認を行っています。また、Linux（Ubuntu 14.04 + OpenJDK 7）でとりあえず動くことは確認してます。
　Javardryの最大の売りは、JavardryEditorでシナリオを自作できることです。Wizツクールとか言えばいいんですかね。シナリオ作るの苦手だし、誰か得意な人作って公開してくれないかなーとか思ってます。ただし、エディタはとっても使いにくいです。いや、慣れれば大丈夫ですよ、多分。
　Wiz #1～#3、外伝 #1～#2でやっているようなことは大体出来ると思ってもらっていいですが、一応、出来ることなどを大雑把に書いておきます。

• 冒険者
  • 特性値は10個まで、種族と職業は36個まで設定出来ます。
  • 種族ごとに各種抵抗能力やブレス能力などを持たせることが出来ます。
  • 職業ごとに基本ACや習得呪文や盗賊能力などを設定出来ます。
  • 訓練場には最大36人までの冒険者を登録出来ます。
• 呪文
  • 4系統、10レベルまで設定出来ます。
  • 複数の効果を組み合わせた呪文を設定出来ます（ダメージを与えて、ACを上げて、かつ沈黙させて、さらに眠らせる呪文とか）。
  • 性別や性格により効果の異なる呪文を作成出来ます。同じ呪文でも、善が使うと回復だが、悪が使うと攻撃とか。うん、あんまり使い道はなさそうです。
• アイテム
  • アイテムの種別は武器、鎧、盾、兜、小手、ブーツ、その他です。最大10000個まで作成出来ますが、多分そんなにいりません。
  • 使用効果として呪文と同様の効果を持たせることが出来ます。もちろんSP（スペシャルパワー）もありです。
  • サブ武器（二刀流）、及びグループ内の複数の敵に攻撃出来る武器も作成可能です。
  • アイテムの入手時、不確定状態か確定状態かを設定出来ます。
• ダンジョン
  • 最大16階層のダンジョンを10個まで作成可能です。一つの階の広さは最大20*20までです。
  • 階ごとに照明の有無、テレポートでの進入が可能かどうか、性別や性格による進入制限などを設定出来ます。
  • 隠し扉はWiz#1～#3のようなタイプ（見えたり見えなかったりするが、いつでも通過可能）と、外伝#1～#2のようなタイプ（隠し扉の探索コマンドで発見しない限り通れない）が作れます。
  • シュート、シャフト、ワンウェイ・ドア、シャッター、施錠扉、一方通行の階段なんかも作れます。
  • イベントは、アイテムの入手や伝言板、呪文効果を利用したものなどを作れます。
  • 冒険の再開時に、照明や保護といった呪文効果が持続するかどうかを設定出来ます。
  • 石の中にテレポートしたとき、ロストするのか全滅して死体が地上に転送されるのかを設定出来ます。
• 戦闘
  • 攻撃射程の概念があります。もちろん、Wiz #1～3のように射程の概念がないかのようなシナリオを作ることも可能です。
  • 先制時に呪文使用が可能かどうかを設定出来ます。
• モンスター
  • 最大10000種類のモンスターを設定出来ますが、そんなに設定するのはとても大変です。
  • モンスターの不確定状態をなくす（常に確定率100%にする）ことが出来ます。
  • 特定の行動（常にブレスを吐くとか、MPが続く限り特定の呪文を唱え続けるとか）を取らせることが出来ます。
• 宝箱の罠
  • 16個まで設定でき、ダンジョンの階ごとに、どの罠が出る可能性があるかを設定出来ます。
  • 罠の効果は呪文と同様の効果を持たせることが出来ます。石弓の矢のようなダメージの罠、毒針やスタナー、玉手箱といった状態変化の罠、そしてそれらを組み合わせた罠なども作成可能です。
• 施設
  • 酒場、宿、商店、寺院、城などの各施設名を設定出来ます。
  • 酒場で性格に関係なくパーティーを組めるかどうか設定出来ます。
  • 宿の宿泊料金や回復値、宿泊時の経過日数を設定出来ます。
  • 商店や寺院での各種料金を設定出来ます。……まあこの辺は当たり前でしたね。
• その他
  • 各種の判定（攻撃の命中判定とか、罠の解除判定とか）は、成功率を冒険者の特性値などを参照した計算式で指定します。手間はかかりますが、大分好きなようにいじくれると思います。
  • エディタが使いにくいのは仕様です。